
筑豊地域
石炭ソフトを代表とした、道の駅いとだの「石炭」グルメってなあに?
福岡県糸田町のご紹介

福岡市と北九州市のほぼ中間にある筑豊地域の中で、遠賀川流域田川盆地の北西に位置する面積約8km²、人口約9,000人の福岡県で2番目に小さい町です。豊穣な耕地と豊富な湧水に恵まれ、弥生時代から稲作文化の先進地として栄え、「いとよき田」が転じて「いとだ」の地名が誕生したと言われています。稲作やいちご、花き栽培、スッポンの養殖などが盛んです。
「石炭」×グルメ??
糸田町の属する田川郡は炭鉱で栄えた地域です。
筑豊の他の町と同様に、糸田町にもいくつもの中小炭鉱がありましたが、大規模な炭鉱としては「豊国【ほうこく】炭鉱」が挙げられます。
明治時代の貴族院議員であり筑豊炭鉱王のひとり「山本貴三郎」が明治12年に拓いた炭鉱で昭和37年の閉山まで筑豊炭田の有力炭鉱として採掘が行われていました。
そんな、炭鉱にゆかりのある糸田町の、炭鉱をモチーフにした「石炭」グルメをご紹介します!
名前は「石炭」ですが、実際に石炭が練りこまれているわけではないのでご安心ください(笑)
「石炭ソフト」

Bunny’sというお店の石炭ソフトが大人気!
1カ月売上3500本以上の真っ黒なソフトクリーム。
夢中で食べていると舌や唇が…!インスタ映えなスイーツです。
お店には他にも天然素材のみで作られたパンを使って作る10種類のホットサンドやボリューム満点のかき氷もあります。
「石炭カレー」

肉工房たぎりの石炭カレーです!
上質な竹炭を使用し、黒ウインナーを石炭に、卵を月に見立てた懐かしい一品。
マイルドな味わいが大人気です。
他にもお肉を使った定食がリーズナブルな価格で楽しめます。
石炭グルメが食べられるのは、物産館「おじゅごんち市場からすお」
おじゅごんちの語源

おじゅごんちとは、金村神社のお田植祭が毎年3月15日(じゅうごにち)におこなわれることから、いつのころからかそう呼ばれるようになったらしく、施設に立ち寄った多くの人に「この名称はどういう意味だろう」と興味を引く一方、糸田の観光も紹介できる糸口になればとの思いで名付けられました。
御十五日がなまってごじゅごんち!
「お田植祭」は、旧暦の正月15日におこなわれていたらしく、旧暦「太陰暦」は毎年の月日が現在のように同じではないため、明治になって改められました。どうやらこの時期に3月15日になったようで、旧暦の正月が現下の2月下旬から3月中旬に巡ってきていたためと言われています。
ちなみにそのことを示す最も古い確認が取れている書物は享保16年(1731年)のもので、月は一定ではなくても日にちは15日で固定されていることが記載されており、これがおじゅうごんちの語源となったと考えられています。
からすおの由来
貝原益軒の記した「続筑前風土記・嘉麻郡庄内河内」の中に、“仁保村より東に越えて、豊前に行く道有り。大道なり。飯塚より豊前田川郡糸田へに里半余有り。仁保と糸田の間、からす尾嶺あり。これ筑前豊前の鏡也。仁保より不全境迄二十六町三十四間有り。糸田より香春へゆく。”と記述がありますが、「からすお」の名称の由来は、峠にさしかかった神武天皇一行が、一羽の烏(からす)に導かれ、悪天候の中を無事に峠越えができたという伝説にちなんでつけられたそうです。
遊びに来てね!

石炭グルメの他にも名産品が盛りだくさんな道の駅いとだに立ち寄ってくださいね。
道の駅 いとだ
〒822-1326 福岡県田川郡糸田町162番地4
TEL 0947-26-2115 FAX 0947-26-2110
休館日(元旦、1月2日)
営業時間:9:00-18:00