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筑豊地域

大正浪漫を今に伝える「採銅所駅」

福岡県香春町のご紹介

香春町

香春岳の3つの峰をはじめ周囲に山並みの広がる香春町は、豊かな緑と資源に恵まれた歴史あるまちです。
地名は「豊前国風土記」に登場し、古代朝鮮語に語源を探ることができることから朝鮮半島や中国と密接なつながりがあったことがわかります。古くから銅の採掘が盛んに行われ、大分・宇佐八幡宮の御神鏡もここで鋳造され奉納されたと伝わっています。
近代はセメント産業を中心に発展し、日本の近代化の一翼を担いました。
地域に息づく歴史や文化を大切にしながら先人たちが守ってきたふるさとを次世代へ渡す努力を続けています。

JR「採銅所駅」

JR九州の日田彦山線の採銅所(さいどうしょ)駅は大正4年に開業されました。当時からの駅舎には、モダンな洋風の装飾がほどこされ、大正浪漫の面影を残しています。「採銅所」という地名は、かつてここで銅が採掘されていたことに由来し、周辺の山には坑道の跡がいくつも残っています。採銅所駅は山から切り出した石灰石やセメントの原料を運び出す貨物輸送の拠点として栄えていましたが、物流の主役が車へと移ったため貨物の取り扱いは廃止、1980年に無人駅になりました。

生まれ変わって新たな役割を

駅舎は老朽化が著しいため解体も検討されましたが、保存運動により2010年9月にJR九州から香春町に無償譲渡されました。駅舎は有形文化財の指定を受け、香春町が2011年に改修工事を実施。
元の駅長室や宿直室を改修し、香春町の移住・交流拠点「第二待合室」として、2017年から新たな役割を得て、香春町の人たちを見守ってくれています。

交流から移住の拠点「第二待合室」とは

「第二待合室」は、従来から存在していた列車の待合室とは別の新しい場です。
一言でいうならば、そこは何かワクワクするものを探している人たちの目的地を見つけるお手伝いをするための待合室。
扉を開けると待っているのは、地域おこし協力隊員たち。彼ら自身も都市部からの移住者として「自分らしい田舎暮らしの実現」に向けて走り続けている仲間です。
まずは、彼らと話しをしてみませんか?あなたが漠然と抱いている「自分らしい暮らし」をカタチにするヒントが見つかるかもしれません。先輩移住者ならではの視点で、あなたの夢の実現を後押しします。
『里山ならではの半農半X的な暮らしって、特別なことじゃないよ』
『福岡や北九州は十分通勤圏内。勤めながらにして田舎暮らしを実現するという手も』
『複数のナリワイをかけて暮らす複業スタイルならやっていける』
『全部遊びで、全部仕事になるような暮らしを創りたい』
今日も第二待合室では、最先端の田舎暮らし談義が始まっています。
協力隊員が企画する様々なテーマのイベントは、常に町内の方と町外の方の交流を念頭に置いています。ここで新たに生まれる交流が、香春町に通うきっかけになり、みなさんから通っていただくことで、香春町はますます元気づいています。

香春町地域おこし協力隊の最新情報はこちらから!

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