
北九州地域
福岡県上毛町「岩屋の滝」雨を呼ぶ龍王を祀った滝
福岡県上毛町のご紹介

上毛町は、福岡県の東端に位置し、東は山国川を境に中津市、西は豊前市、北は吉富町と接しています。総面積は、62.4キロ平方メートル。地形的には、東西を佐井川・山国川に挟まれ、大平村の山間部に向かい、三角形に広がっています。山間部を除いて、起伏は少なく、概ねなだらかな田園地帯です。地理的には、山国川沿いに複数の県道でつながっています。福岡・大分県の県境に位置しているため、生活面においては、中津市を中心とする生活圏を共有しています。
岩屋の滝とは

上毛町の南側にある瓦岳の山中に、物静かな滝があります。水中に住み雨を呼ぶ魔力を持つと信じられている龍王を祀った岩屋の滝です。
昔からこの滝を雨の神である「竜神さま」と崇め、干ばつの際には蛇淵参りといって雨乞いの祭祀などが行われていたそうです。
「岩屋」の地名と滝の名前も、竜神さまのいらっしゃる所(岩屋)からきているものと思われます。
雪の日や大雨(200mm)を超えると進入禁止になるのでご注意を。
見るだけで癒される、森の中の神秘的な滝

落差は15mほどの滝水が2段になって流れています。滝の左の傍らには龍王が祀られた祠やお賽銭箱もあります。今も昔も、大切にされてきている滝です。
夏は涼を求め、周りの自然は桜、新緑、紅葉など四季を通じて様々な変化を楽しめます。
春には桜も!岩屋の滝さくら公園

大分県中津市との県境に位置する福岡県上毛町の東上の山あいにあるつづら折りの県道沿いに桜並木が続きます。 その山あいに「岩屋の滝さくら公園」が出来たのは平成3年の事です。岩屋の滝から徒歩およそ10分ほどの距離に位置します。 大平村の提唱により地域おこし事業が始まり、東上一区自治会も当時の会長・岩村氏が土地を寄贈し「いつまでも皆さんに愛される公園であってほしい」と願いが込められた区民一同手作りの岩屋の滝さくら公園が誕生しました。4月中旬ごろには満開の桜が山を華やかに彩ります。